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選挙当選後に行う活動について

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市議会議員選挙の開票の流れ

市議会議員選挙の開票の流れ

開票と当選人の決定はどのように行われるのでしょうか?
選挙戦とは直接関係ありませんが、開票の流れを知っておいて損はありません。

目次

投票箱を集める

市内全ての投票所は投票日の午後8時に閉鎖され、投票箱が開票所に運び込まれます。

開票所で、投票箱の鍵を開けて中にある投票用紙を取り出します。

投票用紙は、分類作業がしやすいよう投票箱の中で自然に開くような特殊な加工が施されています。

候補者別に分類

投票用紙を候補者別(国政選挙の場合は政党別にも)分類します。

その場で判断がつかない投票用紙(疑問票)や、なにも書かれていない投票用紙(白票)は抜き出して審査を担当する係で有効・無効の分類をします。

分類された投票用紙の点検

分類された投票用紙の中に他の候補者(国政選挙の場合は政党)の票が紛れていないか、一枚一枚点検します。

その後、別の係でもう一度、一枚一枚点検します。

点検した投票用紙を計数機で数えて100票の束にしますが、数え間違えないように2回数えます。

選挙長と選挙立会人の点検

基本的に選挙においては「開票管理者」と「開票立会人」によって点検が行われ、有効投票と無効投票の確定が行われますが、開票区1つで当選人が決定する場合、開票管理者は「選挙長」、開票立会人は「選挙立会人」と呼ばれますので、市議会議員の場合は開票区1つで当選人が決定しますので、「選挙長」と「選挙立会人」となります。

  • 開票管理者・・・開票が公正に行われるように管理している人
  • 開票立会人・・・開票管理者と共に、開票が公正に行われるように監視します。

候補者毎に集計され、当選人が決定

審査を受け有効と判断された票が候補者毎(国政選挙の場合は政党も)に集計されます。

開票区で作成した選挙録(国政選挙では開票録と呼ぶ)から得票数の多い順に当選人を決定します。

得票数に小数点以下が発生する場合

一人一票が選挙の原則ですが、開票された得票数に小数点以下が発生する場合があります。

一つの選挙に同姓の候補者がいた場合(例:佐藤〇郎と佐藤△子)、投票用紙に「佐藤」とだけ書かれた票がどちらに投票したものかはわかりません。

こういったときは「按分(あんぶん)」を行いますが、選挙区での「佐藤〇郎」と「佐藤△子」の得票の比率に応じて票が分けられ、得票数に小数点以下が発生するのです。